各倉庫の月額料金とスペースの広さに注目しよう

貸倉庫は、顧客に販売予定の商品を出荷まで一時的に収納したり、店頭に置けなくなった長期在庫品を保管したりと通販や小売の業界を中心に需要が高まっています。こうした倉庫を上手く利用するには、早めに希望のエリアを決めて、倉庫を管理する会社の月額料金とスペースの広さをチェックするのがおすすめです。一般的に、交通量が多く人通りが絶えないエリアにある倉庫は、狭いスペースでも多額の月額料金の支払いが必要となることがあります。一方で、駅前や住宅地から離れているエリアの倉庫は、アクセスが不便で荷物の出し入れに手間がかかりますが、広いスペースでも格安で利用できるケースが少なくありません。なお、目的に合わせて倉庫の契約をするうえで、どのような倉庫が多くの事業者に選ばれているのか把握しておきましょう。

倉庫の管理人の有無や設備の充実度にもこだわろう

高級な家具や家電製品、機械類、宝石など価値のある物品を貸倉庫で保管したい場合は、セキュリティ面が脆弱でないところを優先的に選ぶことが肝心です。大手の貸倉庫の管理会社の中には、各地の倉庫に事務所を併設して管理人を常駐させたり、外部の侵入者を防ぐために鍵や防犯カメラなどの性能に気を使ったりしているところもあります。設備がしっかりとしている貸倉庫は、年間を通して様々な業種の事業者からの契約希望が殺到することがあるため、余裕をもって契約手続きを済ませておくことが大切です。その他、可能であれば複数の貸倉庫に足を運んで設備の良し悪しについて自分の目で確かめるのも有効です。

3PLは、Third Party Logisticsの省略形です。Third Partyは第三者を意味しています。第三者が荷主企業の物流システム構築を行い、運営にもかかわることを指しています。